環境方針

HISグループにとって、気候変動対策や生物多様性の保全、資源循環をはじめとする地球環境の保全は、事業の持続可能性を支える重要課題です。私たちは、脱炭素や省資源化を推進するとともに、事業を通じてかけがえのない自然環境や生物多様性の保全・回復に貢献します。そして、お客様に地球環境や生物多様性に触れ学ぶ機会の提供を行うことは、私たちの使命であると捉え取り組んでいます。

温室効果ガス削減

観光産業において、気候変動対応は避けて通れない課題です。HISは自社の排出削減(Scope1,2)に加え、排出量の大半を占める航空会社・ホテル等のパートナーと連携し、バリューチェーン全体での削減(Scope3)を目指しています。そして、お客様へのサステナブルな選択肢の提案を行い、温室効果ガス削減に取り組んでまいります。

シャトルバス、トロリーバス
シャトルバス、トロリーバス

具体的な取り組み

SAF(持続可能な航空燃料)利用ツアーの企画・販売
・EV(電動自動車)の導入(タイ(バンコク、アユタヤ)※1、ハワイXRバス、九州産交バス、ウォーターマークホテル沖縄 久米島アイランド)
・トロリーバスやシャトルバス運行によるレンタカー利用の削減(沖縄、ハワイ、バリ島、マレーシア)
レンタサイクルを使った国内ツアーの企画・販売
・"空飛ぶ船"電動シーグライダーを開発するREGENT社への出資(アメリカ)
・アイドリング&スタートシステムの導入によるエンジンカットの実施(九州産交バス、産交バス)
・デジタルタコグラフを活用したエコドライブの推進(九州産交バス、産交バス)
・大型商業施設「SAKURAMACHI Kumamoto」の冷却塔設備での地下水の活用(九州BMサービス、九州産交ランドマーク)
公共交通機関の利用促進日の実施によるマイカー利用の削減(九州産交バス、産交バス)
・約1割の電力使用量削減につながる電力ロス削減ソリューション導入(HISホテルホールディングス)

※1 タイ国政府観光庁 Sustainable Tourism Acceleration Rating(S.T.A.R.)3つ星獲得(2024)

サーキュラーエコノミー

地球の資源には限りがあります。HISは、オフィスにおけるペーパーレス化の推進やプラスチック製品の削減に加えて、ホテル事業におけるアメニティのプラスチックなど、事業活動から出る廃棄物を減らし、環境負荷の低減とコスト削減を同時に実現してまいります。

変なホテル アメニティバー
変なホテル アメニティバー

具体的な取り組み

・会議資料、レポート等の社内書類の電子化
・旅行パンフレットの電子化
・ お客様アンケート、日程表等お客様お渡し書面の電子化
・コピー用紙および会報誌「ココロオドル」における森を守るFSC®認証※用紙の採用
・旅行事業におけるプラスチックビニール製バッグの廃止
・事業活動における宅配用ビニール袋の紙袋への変更
・宅配用ビニール袋の紙袋への変更
・店頭配付用ビニール袋のバイオマス25%配合製品の採用
・ アメニティバーの設置によるプラスチック製品の削減(導入率96%)(ホテル)
・環境負荷低減アメニティの採用(HOTEL VISON、旅はた籠ご ヴィソン)
・飲食店「海鮮バイキング いろは」における廃油回収

※森を守るFSC®認証:森林の生物多様性を守り、地域社会や先住民族、労働者の権利を守りながら適切に生産された製品を消費者に届けるための認証。
※FY2023は新型コロナウイルス感染症の拡大が事業活動に影響を与えていることから参考値となります。

実績及び目標

単位:t
  FY2023実績 FY2024実績 FY2025実績 削減率
(FY2019比)
FY2026目標
(FY2019比)
プラスチック製品使用量

5.5

3.5

3.9

84.6% 

70.0% 

コピー用紙使用量

66.7 

68.2 

111.9

65.6%

70.0% 

環境やサステナビリティを体験する旅の提案

HISは、お客様が訪問先の自然に触れ、地域の方々と交流したり、SDGsを学ぶ旅を提案しています。旅を通して、お客様とともに持続可能な未来を目指していきたいと考えています。

具体的な取り組み

 
ケアンズ・ゴールドコースト・シドニーでの無料ウォーターサーバー設置し、ツアー参加者へのマイボトル配布(FY2025 設置25箇所、累計6,841名様に配布)(オーストラリア)
ハワイ州観光局との再生型観光~マラマハワイ~の取り組み(ハワイ)※1
・最新のXRテクノロジーを体験しハワイの文化・海洋環境を知る観光バスの運行(ハワイ)
・社会課題を学び地域と交流するスタディツアーの企画・実施
・大自然を体験するエコツアーの企画・実施
・サステナビリティやSDGsを学ぶ団体旅行の企画・実施
サステナブルツーリズム特集ページでの提案
旅するSDGsサイト:地球にやさしい旅の特集(国内)

※1 第2回JATA(日本旅行業協会)SDGsアワード地球環境部門奨励賞受賞(2024)

エコツアー

地域それぞれが持つ大自然、歴史、文化などを体験し学び、地域の方々と交流することで訪れる土地を感じる『五感にチャージする旅』をコンセプトに、専門デスクを設け、トレッキング、環境保護、地域交流等の体験型ツアーを提供しています。

サステナビリティを考える団体旅行

企業や団体、教育機関向けに、サステナビリティを考える団体旅行を提案しています。サステナブルな取り組みを推進している航空会社、ホテル、訪問先を組み込んだ旅行プランに加えて、旅行前のSDGsに関する学びの機会や、旅行中にSDGsを学ぶ体験プログラム等も提供しています。

環境保護、生物多様性の保全

美しい海や森林、固有の生態系は、HISにとってかけがえのない「観光資源」です。私たちはTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の理念に賛同し、環境を「守る」だけでなく、事業活動を通じて自然を「回復」させる活動を推進します。

ホノルル市美化活動の様子
ホノルル市美化活動の様子

具体的な取り組み

オーストラリアツアーの売上の一部をコアラ基金へ寄付(オーストラリア)
・チャリティラン実施による海洋保護活動への寄付(FY2025 20,476ドル)(ハワイ)
・ビーチクリーンキット無料貸し出しとゴミの回収(ハワイ)
・プロギングツアー(ゴミ拾いランニング)の実施(FY2025 約500名様ご参加)(ハワイ)
・ホノルル市地域美化活動「アダプト・ア・ブロック」ボランティアプログラム参加(ハワイ)
・VTuberとのイベントを通した(公財)日本動物愛護協会への寄付(FY2025 125,300円)
・阿蘇山火口シャトルを通した、 阿蘇の自然保護と草原保全活動への寄付(KASSE JAPAN)
・長崎・大村湾(ハウステンボス)護岸のボランティア清掃活動(Cross Eホールディングス)

持続可能な未来へ向けての取り組み

いつまでも世界の人々が旅を楽しめるように、パートナーシップを強化し、次世代技術への支援やサービスの提供に挑戦しています。

持続可能な旅の未来をつくるSAF分野への出資

HISは、ユナイテッド航空が設立した持続可能な航空燃料(SAF)の研究と開発に焦点をあてた「ユナイテッド・エアラインズ・ベンチャーズ・サステナブル・フライト・ファンド(UNITED AIRLINESVENTURES SUSTAINABLE FLIGHT FUND)」に対し出資しています。HISではユナイテッド航空指定のサステナブルなツアーを販売するなど、今後も持続可能な旅行商品を提供してまいります。

その他の「環境」情報