旅行予約サイトでカーボンオフセットを提供
HISアメリカ法人では、2021年9月より、新ブランド「Copolo」を立ち上げ、アメリカ、カナダ在住の方に向けた旅行予約オンラインサイトを運営しています。
コロナ禍以前の観光業は、世界のGDPの10%以上を占め、世界の雇用の「10人に1人が観光従事者」(出典:国連世界観光機関)でした。コロナ以前の世界の経済成長率が2.5%なのに対し、業界の成長率は3.5%(出典:世界旅行ツーリズム協議会)と高く、重要な産業の一つに位置付けられている国や地域も多くあります。一方で、旅行者の増加に伴いさまざまな問題も浮き彫りになりました。なかでも、観光地におけるオーバーツーリズムがもたらす環境への影響は世界各国で問題となっております。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い各国の往来がなくなったことにより、インドでは交通量が減少したことによる大気汚染物質の排出量が減少し、封鎖措置が敷かれたイタリアのヴェネチアは運河の水質が改善したことは話題になりました。パンデミックによる行動変化がもたらしたものは、企業や国・地域が地球環境を今一度考え直すきっかけでした。HISは、観光業全体を持続可能なものにすべく、サステナブルツーリズムを推進する新ブランド「Copolo」を立ち上げ、予約時に旅行者自身の意思で、環境に配慮した旅の仕方・ホテル・レンタカーなどを選択できる、旅行のあり方をご提案いたします。こうした取り組みを評価され、シリコンバレー本社のPlug and Playが開催する「Winter Summit 2021」において、Travel & Hospitality Corporate Innovation Awardを受賞しました。
<Copolo概要>
気候変動対策のスタートアップ企業であるCHOOOSE™(本社:ノルウェー オスロ https://chooose.today/)と提携し、旅行者が自身の旅行により排出される二酸化炭素をフライト・ホテル・レンタカーごとに計算することができます。旅行予約の際、カーボンオフセットのオプションを加えることができ、自身の旅行で排出される二酸化炭素のオフセットプランをシームレスに提供します。算出されたカーボンオフセット料金は、二酸化炭素量に相当します。頂いた資金は、CHOOOSE™を通じ、二酸化炭素の排出を削減、捕捉、または回避するプロジェクトの支援に充当されます。
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サイトイメージ -
「Copolo」紹介動画