石川県小松市と「地域おこし企業人交流プログラム」に関する協定締結

小松市の魅力ある観光素材を活かし、活力ある地域づくりを推進

2020/08/12

 株式会社エイチ・アイ・エス(本社:東京都港区 以下、HIS)と石川県小松市は、総務省が推進する「地域おこし企業人交流プログラム」(※)制度を活用し、HISより石川県小松市に職員派遣する協定を8月12日に締結しました。

 

 石川県小松市は、日本遺産に認定された石文化と北前船に代表される歴史、環境王国に認定された里山の原風景が保たれている自然、建設機械メーカー 株式会社小松製作所などのものづくり産業、曳山(ひきやま)子供歌舞伎・九谷焼の伝統文化や他にも多くの優れた観光素材があり、この魅力ある自然・文化・伝統に食を組み合わせた観光コンテンツが多彩です。また、国際線・国内線が乗り入れる小松空港を抱えており、2021年に開催予定の東京オリンピック・パラリンピックや2023年の北陸新幹線敦賀延伸、2025年の大阪・関西万博などを契機に、アフター・コロナの国内旅行の需要回復・訪日外国人旅行者の受け入れにむけて、「地域おこし企業人交流プログラム」を活用するに至りました。

 HISは、訪日需要を地方創生に繋げるため、神奈川県(2016年3月)、鳥取県(2019年5月)と「インバウンド推進協定」を、大阪府(2016年12月)とは、「海外ビジネス支援連携協定」を、三重県(2019年10月)とは、「食の海外展開に係る戦略的連携協定」を提携しており、各地域の観光資源発掘やプロモーション活動、海外ローカルのマーケット情報の提供など行ってまいりました。

 このたびの石川県小松市との協定により、旅行事業の強みである世界70ヶ国に展開するHISの集客・送客機能を活かし、また、HIS・小松市それぞれに、市行政の理解を深めたHIS社員の育成、旅行会社としてのノウハウを理解した小松市の職員育成に繋げ、将来に渡り基盤となる様な関係構築を図ってまいりたいと考えております。
 小松市独自の魅力や価値の向上につながるよう国内外に小松市の持つ魅力を発信し、交流人口・関係人口を増加させ、活力ある地域づくりに力を注いでまいります。

 

|協定に基づく取り組み内容

にぎわい交流部観光文化課専門官として着任後、一般社団法人 こまつ観光物産ネットワークに派遣され、以下の業務に携わります。
(1) 小松市の観光素材を活かした旅行商品の企画・着地型商品の造成及び販売
(2) 小松市のインバウンド対応観光情報センターの設置運営
(3) 観光情報センターの観光人材(ガイド・コンシュエルジェを含む)の育成

 

|派遣社員略歴

岡谷 昭宏 (前 北陸団体営業所 所長)

1992年10月入社
       主に海外旅行商品の販売に従事
       浜松営業所所長・金沢営業所 所長・北陸地区エリアマネージャー北陸・長野地区エリアマネージャーを歴任
2009年11月 中部営業本部 北陸団体営業所 所長(新規立ち上げ) 法人営業に従事
2012年06月 本社CS・ES管理本部 お客様相談室 室長
       顧客満足・品質向上活動に従事。
       日本旅行業協会(JATA)業務改善委員会委員・旅行業公正取引協議会 専門委員を兼任 
2016年10月 国内旅行営業グループ 東北コールセンター センター長・東北・新潟国内仕入チーム チームリーダー
       国内旅行手配・商材の仕入業務に従事
2018年07月 北陸団体営業所 所長 
2020年09月 本社人事部付け

 

※「地域おこし企業人交流プログラム」とは、三大都市圏に所在する企業等の社員が、そのノウハウや知見を活かし、一定期間(6ヶ月以上3年以内)地方自治体において、地域独自の魅力や価値の向上、安心・安全に繋がる業務に従事することで、地方自治体と企業が協力して、地方圏へのひとの流れを創出できるよう、総務省が支援する取り組みです。

 

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