年末年始 海外旅行予約動向&2020年HIS旅のヒット予測発表

新規就航とラグビー人気が旅先にも変化をもたらす?!

2019/11/29

 株式会社エイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区 以下、HIS)は、今年の年末年始(2019年12月21日~2020年1月3日)の予約状況から、海外旅行動向について下記のとおりにまとめました。

 

 令和最初の年末年始は、ホノルル(ハワイ)が総合・航空券ともに8年連続の1位となりましたが、昨年は1位であったツアーでの順位が2位となり、ホノルルのFIT化が進む傾向がみられます。替わってツアーランキング1位となったグアムは、新千歳・成田・中部・関空・福岡空港といった、各地域で展開するチャーター便を利用した商品が好調に推移しております。年末年始は家族でのご旅行が多いシーズンであり、小さなお子様連れでも行きやすい近場のリゾート地として好調です。
 例年、年末年始のランキングは定番の旅先に人気が集中することから、大きな差異が出にくい傾向にありますが、今年はツアーランキングに変化がみられました。政情などを背景とした、韓国、香港が順位を下げ、替わりにアジアビーチが上位にランクインしております。航空券・総合ランキングにおいては、上海の需要の高まりが見受けられ、背景には成田からの中国南方航空(10月27日~)や春秋航空(12月12日~)の新規就航による座席供給数の増加があると考えられます。また、昨年よりロサンゼルスが大きくランキングを上げておりますが、最大9連休となる年末年始ならではの傾向と捉えております。

9連休で長距離路線が好調に推移
 人気出発日は年内に集中しており、年末休暇の前半は海外旅行、後半はご自宅でゆっくりされる、という傾向がみられます。今年は日並びの良さから9連休になる企業も多く、それに伴い、長い旅程が必要になる長距離路線が好調で、特にヨーロッパ、アメリカ方面は2桁増で推移しております。
 出国ピークは12月29日(日)帰国ピークは1月3日(金)となります。
2020年の旅行傾向の見通し
 2020年はオリンピック・パラリンピックイヤーであり、多くの訪日客が見込まれます。夏の繁忙期と重なることから、期間中も含め前後の日程で飛行機の座席が取りづらい環境が見込まれます。近年、海外旅行の予約タイミングは早まっておりますが、2020年はさらに座席の予約タイミングは前倒しになる動きがあると考えられます。
 また、3月には、羽田空港国際線新飛行経路の運用が開始され増便されることと、7月には、年々増加するクルーズ旅行の新たな玄関口として東京港に「東京国際クルーズターミナル」が開港することによる、お客様の海外旅行に対する変化も今後見てまいりたいと考えております。

 

2020年HIS旅のヒット予測

 2020年ならではの需要効果、最近の問い合わせ増加などを踏まえ、HIS社員に「2020年ヒットしそうな旅先」についてアンケートを実施、結果をとりまとめました。
※調査方法:HIS社員アンケート / 調査日:2019年11月2日~8日 / 有効回答数:643

6位以下、詳細はHISサイトでもご確認いただけます。流行の先取り・今後の旅先の検討材料として参考にしていただければ幸いです。
https://hotels.his-j.com/ct/tripiteasy/?p=16888

 

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