アクティビティ冬季トレンド予約動向

<アクティビティジャパン>

2018/01/29

 株式会社アクティビティジャパン(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:小川雄司 以下、アクティビティジャパン)は、冬季期間(2017年12月~2018年3月催行)における訪日旅行者ご予約状況から、冬季トレンド動向について下記のとおりまとめました。
 2017年度の訪日旅行者数が約2,870万人と年々増加傾向にある中、2016年2月にスタートしたアクティビティジャパン多言語サイト(英語・中国語・タイ語)においても、前年の約5倍から10倍と、各国籍からの予約者数を伸ばしている状況です。特に、近年、日本各地へのLCC増便の影響もあり、タイ、シンガポールなどの東南アジアからの旅行者の増加が顕著です。

▼訪日旅行者国籍別人気ランキング

 定番の『着物・浴衣レンタル』体験は、特にアジア便の就航が多い福岡空港を基点とした九州地方への旅行者に多く、中でも大分県湯布院周辺の着物レンタルは「温泉」目的の香港からの旅行者に旅の「すき間時間」を利用し手軽に体験ができることから不動の人気となっております。また、日本のテレビ番組やコミュニティサイトなど、一般情報サイトから旅の情報を得る傾向が高いタイの旅行者においては、「KIMONO」での検索が圧倒的に多く、且つおなじみの観光地である浅草、鎌倉で体験される方が多く見られます。

 アジア諸国においては自国では見ることができない「雪」を使ったアクティビティが、この時期、非常に注目されております。新千歳空港からのLCCやチャーター便の就航増加に伴い、道内で体験できる『氷上ワカサギ釣り』やスノーアクティビティに予約が集中しております。その他、滞在先近辺の施設、宿泊先や最寄り駅からの送迎付きの体験プランが人気となっており、移動時間を短縮し、時間を有効活用したいという旅行者のニーズが伺えます。
 また、台湾や、中国本土からの旅行者においては、圧倒的に沖縄エリアが予約数ランキングの上位となっており、予約全体の約6割を占める結果となりました。特に宮古島・石垣島といった離島の予約数が半数を占め、羽田空港から石垣島への増便や、大型クルーズ船の宮古島への寄航の増加が要因と考えられます。チャーター便やクルーズ参加の場合には滞在時間に制約がある為、アクティビティ体験の予約に関しては、2~3時間の短時間で体験ができるプランを中心に、ファミリー層から多くお問合せをいただいております。

その他、既存の体験プランに加え、北海道のみならず、各地のスキー場やアウトドア施設を目指す交通手段の一つとして、現在アクティビティジャパンでも紹介中の「レンタルキャンピングカー」は、訪日旅行者からの長期間のお問い合わせやご予約が増加しております。電車やバスといった公共交通機関とは異なり、個室の空間で道中の旅の同行者との会話も楽しめる非日常空間は、自由度を求める個人旅者にとって、利便性と非日常体験がマッチした新しい旅のスタイルとして受入れられております。
https://activityjapan.com/publish/feature/3242

 訪日旅行者の旅のスタイルは個人旅行がトレンドになりつつあり、旅の「ついで」ではなく、アクティビティ体験自体を「目的」とし、旅行を計画されている傾向が強まってきております。また、旅の情報自体をSNSから収集する割合が非常に高く、知人や友人に旅先の体験を共有するため、「フォトジェニック」を意識した体験コンテンツに注目が集まっております。また、これまで主流だった「伝統文化体験」だけでなく、「アクティビティ体験×温泉入浴」や「アクティビティ体験×食事」など、一つのアクティビティ体験にとどまらず、旅先までの過程や体験前後も楽しめるストーリー性のあるプランが旅慣れた旅行者や求められている傾向にあります。

 アクティビティジャパンでは、今後も地域の自然資源や文化、生活が楽しめるアクティビティプランを多くご紹介し、旅行者の旅の満足度を向上させると共に、各地域に旅行者が長期間滞在するストーリー性のある「滞留型」旅行を促進するしかけ作りを進めて参ります。

 

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